2020年05月15日
今度はブロック屋さん?
「うわっ、こりゃ~えらいこっちゃ」 (大変なことだ)

畑の岸が崩れている。
道を広げる工事で法面の勾配が急になり、対策をしなければ、と思っていた矢先。
雨の日に、たまたま通りかかったときに気付いた。

昔のミカン畑、今は太陽光発電畑とでも言うのかな。 (右上の黒っぽいのがパネル、左が崩れたヶ所)
工事の時、ユンボで削ったヵ所で、土が締まってないのが実情。
このままだとフェンスも崩れそう。
どんなやり方をするか・・・、
色々考えたが、素人でも一番やりやすく、安上がりな方法としてブロック塀式に決めた。
厚み15cmのブロックを積み重ね、中に鉄筋を入れてあんこ(コンクリート)を詰める方法。
ブロック1個の重さが15kg、なかにあんこを詰めると約30kg、重量式ダムのやり方だ。

垂直だと倒れやすいので道側のコンクリートと同じ角度の外勾配にする。
(斜めの板が勾配の角度)
そうすると、圧迫感も減るからね。

そしてコンクリート法面より10cm内側にした。
幅が25cmになり、歩きやすい。
(右写真、道みたいに白く見える所)
今は大丈夫でも歳を取るとふらつきやすくなるってもんだ。
大きく崩れたヵ所を急いで直していたが、次の雨でその横も崩れた。
「大変だねえ」、近所の人に気の毒がられたが、工事業者に言って土を盛り直してもらってもまた崩れるだろう。
ひと月がかりでボチボチやるか。
覚悟を決めた。
ブロックは100個購入、そして鉄筋、セメント。
砂は洗い砂、砂利も同じく洗い砂利。
これはいわばリサイクル品、業者と交渉し普通の物の半額で手に入れた。

軽トラでバラ買い、ホームセンターの袋入りと比べると値段は5分の1だね。(粒は揃っていない)
量はどちらも800kgほど、少し余裕を見ての購入とした。
道は斜面になっているが太陽光パネルヶ所は水平。
ブロックも水平に築くことにしたが、これが結構手間がかかる。
素人がやってるので自己流だ。

地面よりブロックの半分以上埋め込み、安定性をもたせる。
プロは目地を入れキチンと寸法を合わすが僕はそのまま積み上げ式。
この辺が素人っぽいところ。
ブロックは規格品であるが少しずつ違いずれてくる、1ミリのずれが10個だと1cm。
1cmだと目立つが5mmまでならまあいいか、いつもの事だがいいかげん。
1cmずれると少しブロックをカットして合わせる。
それでも何とか格好はつく、見てくれ(体裁)より実用本位である。
こんな調子でやっている。
これが気になる人はマネしないでね。
それに掛かりきりではなく、間で草刈りなどやっているのでなかなか思うように進まず、約ひと月かかったよ。
ほとんどが半日作業、重いブロックやコンクリートを扱うので1日だと疲れちゃうんだなあ。
手前のブロックを築くと奥の急勾配が気になる、そこも継ぎ足すか、てな調子で最初は3段の予定が6段に。
ブロックも200個に増え、予算オーバー、砂も不足し追加購入。
途中で行き詰まるとやり方を変えるなど、試行錯誤の連続というのが本音、素人丸出しだね。
投げ出すわけにもいかないので何とか格好をつけたってわけ。
人はよく「器用だからできる」と言うが、僕は少し違う気がする。
不器用では難しいがそれだけではない。
プロなどのやっていることを見て覚える行動力(観察力かな?)。
もう一つはプロの技術も知識もないが、自分なりにできるやり方を考えて動く”考動力”(僕の造語です)
分かりやすく言えば自己流だけどね。
素人なりに考えてるってこと。
僕流のやり方を簡単に書くと、
1、ブロックを埋める深さに土を掘り、下に捨石を打ち込む。
2、捨コンクリートを入れ、ブロックを置いてレベル(水平)を出す。
(道が坂道で勾配があるため、また法面側も外勾配で傾ける)
3、ある程度固まれば上にブロックを継ぎ足す。
4、ブロックには縦筋(鉄筋)と横筋を入れ補強。
5、ブロックの穴にはあんこ(コンクリート)を詰め強度を持たせる。
(コンクリートはセメント、砂、砂利が1:2:3の割合だが、今回は穴に詰めるので砂利は少なめ。詰めるる時は棒などで突きながら、空洞にしないこと)
6、コーナーなどは角に丸みを付け安全性を図る。
(尖った角に手や足が当たると痛いからね)


(左、横筋、右、コーナーの丸み)
作業が長引くと嫌になるときもあるが、途中で投げ出さない。
そんな時は数日休んでもいい、その間にどうすればいいかを考える。
やめずにとにかく仕上げる、諦めない、ほかに頼む人がいないから。
(貧乏人はつらいよ。 いつものことであまり苦にしていないけど)
家からは300mほど離れているので近くの人に電気を借りた。
ブロックや鉄筋を切るため。
すると、「大変だねえ」 と飲み物の差し入れまで、「いゃ~、恐縮します」
ありがたい!、「ご近所さんとは仲良くしなくっちゃ」、そう思うね。
コーナーなど繋ぎヶ所はブロックを現場合わせでカット、繋げばこんな感じ(右写真)
斜め切りなどその場に合わせ、いくつかの形がある。


下半分ができれば、上半分、崩れそうな箇所を先にやるので飛びとびだが、最後は繋いで仕上げる。


真っすぐするつもりが途中で少し曲がったりしてるが、その辺は素人っぽい、ご愛敬だ。
強度に大きな影響はないいだろう。
そうそう、寸法を測る時も短い物はバカ尺(ブロックの長さや高さ、土掘りの深さなどいくつかを板にマジックで印をしておく)を使う。
いちいちメジャーで測る手間が省けるよ。(右下写真)、時には2mほどの物もOKだ。

最終的にブロックは200個を超え、砂は1500kg、セメントも20袋以上、最初の予定を大きく越えたが何とか納得のいく形になった。
狭いi段々畑にも、どこかの要塞の一部の様にも見えるが、それはさておき、何とか格好がついたよ。
次は植栽、工事の前に植えていた木などを植え戻すのだが、次のブログで見てね。
畑の岸が崩れている。
道を広げる工事で法面の勾配が急になり、対策をしなければ、と思っていた矢先。
雨の日に、たまたま通りかかったときに気付いた。
昔のミカン畑、今は太陽光発電畑とでも言うのかな。 (右上の黒っぽいのがパネル、左が崩れたヶ所)
工事の時、ユンボで削ったヵ所で、土が締まってないのが実情。
このままだとフェンスも崩れそう。
どんなやり方をするか・・・、
色々考えたが、素人でも一番やりやすく、安上がりな方法としてブロック塀式に決めた。
厚み15cmのブロックを積み重ね、中に鉄筋を入れてあんこ(コンクリート)を詰める方法。
ブロック1個の重さが15kg、なかにあんこを詰めると約30kg、重量式ダムのやり方だ。
垂直だと倒れやすいので道側のコンクリートと同じ角度の外勾配にする。
(斜めの板が勾配の角度)
そうすると、圧迫感も減るからね。
そしてコンクリート法面より10cm内側にした。
幅が25cmになり、歩きやすい。
(右写真、道みたいに白く見える所)
今は大丈夫でも歳を取るとふらつきやすくなるってもんだ。
大きく崩れたヵ所を急いで直していたが、次の雨でその横も崩れた。
「大変だねえ」、近所の人に気の毒がられたが、工事業者に言って土を盛り直してもらってもまた崩れるだろう。
ひと月がかりでボチボチやるか。
覚悟を決めた。
ブロックは100個購入、そして鉄筋、セメント。
砂は洗い砂、砂利も同じく洗い砂利。
これはいわばリサイクル品、業者と交渉し普通の物の半額で手に入れた。
軽トラでバラ買い、ホームセンターの袋入りと比べると値段は5分の1だね。(粒は揃っていない)
量はどちらも800kgほど、少し余裕を見ての購入とした。
道は斜面になっているが太陽光パネルヶ所は水平。
ブロックも水平に築くことにしたが、これが結構手間がかかる。
素人がやってるので自己流だ。
地面よりブロックの半分以上埋め込み、安定性をもたせる。
プロは目地を入れキチンと寸法を合わすが僕はそのまま積み上げ式。
この辺が素人っぽいところ。
ブロックは規格品であるが少しずつ違いずれてくる、1ミリのずれが10個だと1cm。
1cmだと目立つが5mmまでならまあいいか、いつもの事だがいいかげん。
1cmずれると少しブロックをカットして合わせる。
それでも何とか格好はつく、見てくれ(体裁)より実用本位である。
こんな調子でやっている。
これが気になる人はマネしないでね。
それに掛かりきりではなく、間で草刈りなどやっているのでなかなか思うように進まず、約ひと月かかったよ。
ほとんどが半日作業、重いブロックやコンクリートを扱うので1日だと疲れちゃうんだなあ。
手前のブロックを築くと奥の急勾配が気になる、そこも継ぎ足すか、てな調子で最初は3段の予定が6段に。
ブロックも200個に増え、予算オーバー、砂も不足し追加購入。
途中で行き詰まるとやり方を変えるなど、試行錯誤の連続というのが本音、素人丸出しだね。
投げ出すわけにもいかないので何とか格好をつけたってわけ。
人はよく「器用だからできる」と言うが、僕は少し違う気がする。
不器用では難しいがそれだけではない。
プロなどのやっていることを見て覚える行動力(観察力かな?)。
もう一つはプロの技術も知識もないが、自分なりにできるやり方を考えて動く”考動力”(僕の造語です)
分かりやすく言えば自己流だけどね。
素人なりに考えてるってこと。
僕流のやり方を簡単に書くと、
1、ブロックを埋める深さに土を掘り、下に捨石を打ち込む。
2、捨コンクリートを入れ、ブロックを置いてレベル(水平)を出す。
(道が坂道で勾配があるため、また法面側も外勾配で傾ける)
3、ある程度固まれば上にブロックを継ぎ足す。
4、ブロックには縦筋(鉄筋)と横筋を入れ補強。
5、ブロックの穴にはあんこ(コンクリート)を詰め強度を持たせる。
(コンクリートはセメント、砂、砂利が1:2:3の割合だが、今回は穴に詰めるので砂利は少なめ。詰めるる時は棒などで突きながら、空洞にしないこと)
6、コーナーなどは角に丸みを付け安全性を図る。
(尖った角に手や足が当たると痛いからね)
(左、横筋、右、コーナーの丸み)
作業が長引くと嫌になるときもあるが、途中で投げ出さない。
そんな時は数日休んでもいい、その間にどうすればいいかを考える。
やめずにとにかく仕上げる、諦めない、ほかに頼む人がいないから。
(貧乏人はつらいよ。 いつものことであまり苦にしていないけど)
家からは300mほど離れているので近くの人に電気を借りた。
ブロックや鉄筋を切るため。
すると、「大変だねえ」 と飲み物の差し入れまで、「いゃ~、恐縮します」
ありがたい!、「ご近所さんとは仲良くしなくっちゃ」、そう思うね。
コーナーなど繋ぎヶ所はブロックを現場合わせでカット、繋げばこんな感じ(右写真)
斜め切りなどその場に合わせ、いくつかの形がある。
下半分ができれば、上半分、崩れそうな箇所を先にやるので飛びとびだが、最後は繋いで仕上げる。
真っすぐするつもりが途中で少し曲がったりしてるが、その辺は素人っぽい、ご愛敬だ。
強度に大きな影響はないいだろう。
そうそう、寸法を測る時も短い物はバカ尺(ブロックの長さや高さ、土掘りの深さなどいくつかを板にマジックで印をしておく)を使う。
いちいちメジャーで測る手間が省けるよ。(右下写真)、時には2mほどの物もOKだ。
最終的にブロックは200個を超え、砂は1500kg、セメントも20袋以上、最初の予定を大きく越えたが何とか納得のいく形になった。
狭いi段々畑にも、どこかの要塞の一部の様にも見えるが、それはさておき、何とか格好がついたよ。
次は植栽、工事の前に植えていた木などを植え戻すのだが、次のブログで見てね。