2009年10月19日

意外な逆転 (稲刈り)

意外な逆転 (稲刈り)

 16日に稲刈りを終えた。
刈り取りはコンバイン、僕は持っていないので親戚の人に頼んでいる。
少しの田で高価な機械を買っても元すら取れないから。
農協や機械屋さんは売りつけようと勧めるけどね。

 一番良いのは手刈りしてハゼ架けかもしれない。
機械は要らないのでエコ、自然乾燥で養分がじっくりと籾に入っていく。
もちろん乾燥機はいらない。
昔は家族総出でやってたらしいが僕は1人作業、とてもやってられない。
自然農のOさんは夫婦で2反を手刈り、ハゼ架けを含め1週間かかるそうだ、感心する。

意外な逆転 (稲刈り)

 最近はコンバインも袋詰めでなく、タンクから軽トラのコンテナに直接移す方式が増えてきた。
楽ではいい、重い米を担がなくてすむ。





上の田はよく乾いていると思い安心してたら違っていた。
「おい、向こうの方はえらいぬかるんどるぞ」
下の田との段差が1,5mある。
「えっ、そんなことないやろ」
見に行くとキャタピラの跡がボコンとへこんどるがな。
今さらどうしようもない、そのまま刈ってもらう。

 これだと下の田はもっとひどい、そんな予感がした。
ところが、2日前の雨で水が溜まってたぬかるみ4坪ほどを手刈りしておいたのが良かったのか
「思ったよりいいじゃん」
案外スムーズにいった。
上から水が下りるので以前から溝付けなどをした。
何度も見にきて、田の中まで入りチェックしたのが効果あったようだ。

 それに対し、上は安心しきって中まで見なかった。
「いやー、まいったまいった、こんなことになろうとは考えてもなかったわ」
カッコ悪いのでへこんだ所へキャタピラで押し上げた横の土を入れてると、散歩してる人が 「見てる方までえろうなるわ」 
「そうやな、ワハハハ」 笑ってごまかした。
ここはみんながよく通る道沿い、しかも道が1mほど高いのでよく見えるのだ。

意外な逆転 (稲刈り)

 下の田を刈っている時、思わぬ出来事。
刈った所が多くなるとカラスが数羽やってくる、落ちた籾を拾ってるのか虫を取ってるのかは分からない。
だんだん残りが少なくなると野ネズミの子が飛び出してきた。
すると離れた所にいたカラスがチョンチョンと跳ねながら寄ってきてパクリ。
体長7cm程の子ネズミをくわえて飛んでいった。あっというの出来事。
スゴイ、こんな時に自然界の食物連鎖(稲 → ネズミ → カラス)を見るとは思わなかったわ。

意外な逆転 (稲刈り) 

(コンバイントレーラー、これに載せて運んでくる)

 稲作は上下合わせて4反弱。
4時間で終えたので、そんなに時間のロスは無かった。



 農業はお天気とにらめっこ。
毎年かわる、台風のときもあれば、旱魃、大雨も。
大丈夫だろうと思わず、田の中に入って確認する必要性を思い知らされた。

 来年はチェック、チェック、ちゃんと覚えとかなきゃ。 


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Posted by 風(ふう) at 02:15│Comments(0)日記/一般
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