2024年04月03日
宗吉史跡まつり・No13
第13回目になる宗吉史跡まつりが先日行われた。
今年は久しぶりに宗吉の史跡公園での開催。
コロナ禍以来、数年間できなかった能が去年行われたが、雨で屋内になり、やっと今年は現地での実施となり関係者もホッとしただろう。
やはり史跡公園は雰囲気があっていいね!
僕は午前中、用事で詫間町へ出かけていて、行ったのは午後の一時半頃。
アトラクションも半分終えていたが、吟詠や口笛演奏は聞けたよ。
特にスゴイのが田所氏の口笛演奏、前にも書いたかしれないが、とにかく音程の幅が広い。
2オクターブ位あるのでないかな、さすが世界一と言われるだけの事はあるね。
クラシックから最近の曲まで、色んな音と曲、小鳥の鳴き声まで。
みんなにこの音を聞かせてあげられないのが残念!
どこで息継ぎしてるのだろう?、と思うほど長く音が出せるのも不思議なくらい。
今までに数回聞いてきたが、飽きがこないね。
その合間に焼き物の展示即売も見て廻る。
5つの陶芸クラブが出展していて、僕の友人Mさんらも参加。
埴輪(はにわ)を模した物から各人の好みで作ったものまで色々。
また、その焼き物(器)を使った多肉植物の寄せ植えもあり、これは能登半島震災者への義援金との事。
そこそこの数が売れたようだ。
こういう事を通じて、支援を行うのも良いねえ。
他にも豚汁やおはぎ、バラ寿司なども支援バザーとして行っていたよ。
そして、特別公演の能。
最初は地元の新6年生による連吟、「宗吉瓦窯」
大分練習したのだろう、上手に謡たっていたよ。
洋楽の音符の代わりをする記号も面白いね。
これで音の上げ下げや伸ばす所、強弱などが分かる。
和楽の楽譜って処かな。
本番の能では、演目が「敦盛」(あつもり)
観客は500名以上いたそうだ。
僕もはっきり分かっていないが、アラスジは、
源平合戦、一ノ谷で源氏側の熊谷直実に敗れた平敦盛が、その後僧侶となった直実の前に霊となって現れ、短い栄華の末 滅びた平家一門の運命を語るシーン。
合戦前の名残の舞いや合戦の有様を現し、弔いを頼んで消え失せる。
年若くして戦死した敦盛への同情と、彼が音楽を好み前夜に舞った事から、歌舞的な要素の風情ある能だそうです。
細かい事は僕には分からないが、こういう場所の雰囲気と古典芸能がいいなあ。
1時間程度であるが、古(いにしえ)の時代を感じるようなゆったりした時の流れ。
日頃の雑念を振り払ってくれる感じがするね。
ときにはこういう体験も良いんじゃないかな。
Posted by 風(ふう) at 22:35│Comments(0)
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