2010年10月07日
1995.1.17
1995、1、17、 5:46
この数字を見てピンとくる人もあるだろう。
あれから15年、今もなお阪神、淡路大震災は語り継がれている。
今回Yさんの誘いで、社会福祉協議会の研修旅行に参加した。
近年、三豊市でも各自治会での自主防災を勧めている。
その組織をつくる参考に、と研修が企画され、27名で出発。
午前は淡路島の北淡(ほくだん)町にある震災記念公園。
地震により生じた野島断層をそのまま保存してる所。
世界でも前例がなく、保存自体も苦労したそうだ。
(写真、2筋の黒っぽい線が断層のずれ)
縦揺れが10秒、横揺れを含めてもわずか40秒。
1分にも満たない時間で断層ができ、余震を含め、神戸と淡路で6434人の命を失う。
家も倒壊や火災で約7500棟がなくなった。
自然のパワーのすごさと脅威を感じたね。
今も傷跡が残っていて、1,2mずれたコンクリート塀。(写真、左)
(ブロック塀だと倒れて残っていなかったそうだ)
崩れた道路と排水溝を見ることができる。
(写真下、右側がアスファルトの壊れた道路)
地震体験では当時の揺れを再現。
固定したテーブルにすがったから椅子に座っておれたが、通常はテーブルも動くので椅子もろとも転倒。
場合によってはテーブルの下敷きもありうる。
タンス等があれば下敷きはまぬがれない。
とても歩けたものでないのがよく分かった。
ここで初めて知ったのが、断層は地盤が下がってできたものと思っていたのが、反対に上がってできた事。
縦揺れで上がり、横揺れでずれる。
ただ上がってスライドするのでなく、何度も上下左右に動くのだ。
それを模型のシュミレーションで見せてくれる。
この災害では、実際のところ、対応で色々の失敗もあったが、それが後で起きた中越地震のときは活かされたとの説明も受けた。
その後神戸へ移動し、昼食後、「人と防災未来センター」 に到着。
ここは主に神戸の震災の様子を見ることができる。(館内は撮影禁止)
4階は、1,17シアター、地震破壊のこわさを体感する。
民家はもちろん、病院などのビルも崩壊。
迫力ある映像で、もしこれが今話題の3Dだったら卒倒する人も出るだろうと思うくらいすさまじい。
また、復興に至るまでの映画(15分)も、一人の少女の体験風シナリオで見れるよ。
3階では震災の様子と復興の状況を、スタッフの説明を受けながら見ていく(模型とモニターなど)。
避難民は31万人を超え、避難所でのもめごとも多々あったそうだ。
一方で、ボランティアや自衛隊が大いに活躍したことも。
人の助け合いがいかに大事でありがたいかがうかがえる。
次への通路では実物大の壊れかけた家の一部を再現。
高いビルでは、上にいくほど骨組みも細くなり、揺れと上の重みで中間部分がペシャンコになるそう。
2階は防災減災の体験フロア、防災グッズや世界で起こっている災害の情報もある。
東館では水と減災について学べるよ。
津波は昭和南海地震(1944年)で9m。
今後起こるだろうという南海地震では15mの予想だ。
予定の90分では時間不足、ゆっくり見ておれず通り過ぎたところもあったのは残念!。
外に出ると周囲の風景は、15年前に災害があったとは思えないほど復興しきれいになっている。
その陰で、甲子園球場20個分ほどの所が更地のまま残っているとか。
主に高齢者など、家を再建する余力のない人が大勢いることも知った。
科学が進歩した今も、地震はおろか台風さえ止めることは出来ない。
人間の力って自然の大きな力の前では弱いんだねえ。
でも、減災は出来る。
過去の災害を風化させることのない様に活かす。
これからの災害に備え、少しでも対応策を考えていく必要性を感じた。
当時、助けられた人の7割が家族や近所の人によるもの。
地域の連帯意識がいかに大事かも知った。
もうひとつ、人間が環境を破壊することにより、災害が大きくなっているように思う。
もっと謙虚な気持ちで自然と向き合い、欲望もほどほどに、とも感じた1日だったね。
この数字を見てピンとくる人もあるだろう。
あれから15年、今もなお阪神、淡路大震災は語り継がれている。
今回Yさんの誘いで、社会福祉協議会の研修旅行に参加した。
近年、三豊市でも各自治会での自主防災を勧めている。
その組織をつくる参考に、と研修が企画され、27名で出発。
午前は淡路島の北淡(ほくだん)町にある震災記念公園。
地震により生じた野島断層をそのまま保存してる所。
世界でも前例がなく、保存自体も苦労したそうだ。
(写真、2筋の黒っぽい線が断層のずれ)
縦揺れが10秒、横揺れを含めてもわずか40秒。
1分にも満たない時間で断層ができ、余震を含め、神戸と淡路で6434人の命を失う。
家も倒壊や火災で約7500棟がなくなった。
自然のパワーのすごさと脅威を感じたね。
今も傷跡が残っていて、1,2mずれたコンクリート塀。(写真、左)
(ブロック塀だと倒れて残っていなかったそうだ)
崩れた道路と排水溝を見ることができる。
(写真下、右側がアスファルトの壊れた道路)
地震体験では当時の揺れを再現。
固定したテーブルにすがったから椅子に座っておれたが、通常はテーブルも動くので椅子もろとも転倒。
場合によってはテーブルの下敷きもありうる。
タンス等があれば下敷きはまぬがれない。
とても歩けたものでないのがよく分かった。
ここで初めて知ったのが、断層は地盤が下がってできたものと思っていたのが、反対に上がってできた事。
縦揺れで上がり、横揺れでずれる。
ただ上がってスライドするのでなく、何度も上下左右に動くのだ。
それを模型のシュミレーションで見せてくれる。
この災害では、実際のところ、対応で色々の失敗もあったが、それが後で起きた中越地震のときは活かされたとの説明も受けた。
その後神戸へ移動し、昼食後、「人と防災未来センター」 に到着。
ここは主に神戸の震災の様子を見ることができる。(館内は撮影禁止)
4階は、1,17シアター、地震破壊のこわさを体感する。
民家はもちろん、病院などのビルも崩壊。
迫力ある映像で、もしこれが今話題の3Dだったら卒倒する人も出るだろうと思うくらいすさまじい。
また、復興に至るまでの映画(15分)も、一人の少女の体験風シナリオで見れるよ。
3階では震災の様子と復興の状況を、スタッフの説明を受けながら見ていく(模型とモニターなど)。
避難民は31万人を超え、避難所でのもめごとも多々あったそうだ。
一方で、ボランティアや自衛隊が大いに活躍したことも。
人の助け合いがいかに大事でありがたいかがうかがえる。
次への通路では実物大の壊れかけた家の一部を再現。
高いビルでは、上にいくほど骨組みも細くなり、揺れと上の重みで中間部分がペシャンコになるそう。
2階は防災減災の体験フロア、防災グッズや世界で起こっている災害の情報もある。
東館では水と減災について学べるよ。
津波は昭和南海地震(1944年)で9m。
今後起こるだろうという南海地震では15mの予想だ。
予定の90分では時間不足、ゆっくり見ておれず通り過ぎたところもあったのは残念!。
外に出ると周囲の風景は、15年前に災害があったとは思えないほど復興しきれいになっている。
その陰で、甲子園球場20個分ほどの所が更地のまま残っているとか。
主に高齢者など、家を再建する余力のない人が大勢いることも知った。
科学が進歩した今も、地震はおろか台風さえ止めることは出来ない。
人間の力って自然の大きな力の前では弱いんだねえ。
でも、減災は出来る。
過去の災害を風化させることのない様に活かす。
これからの災害に備え、少しでも対応策を考えていく必要性を感じた。
当時、助けられた人の7割が家族や近所の人によるもの。
地域の連帯意識がいかに大事かも知った。
もうひとつ、人間が環境を破壊することにより、災害が大きくなっているように思う。
もっと謙虚な気持ちで自然と向き合い、欲望もほどほどに、とも感じた1日だったね。
Posted by 風(ふう) at 00:13│Comments(0)
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